「ゴジラの逆襲(1955)」感想【ネタバレあり】

映画
引用元:TM & ©1955 TOHO CO., LTD.
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ナズドロビア~。

U-NEXTにあった「ゴジラの逆襲(1955)」を見たんで感想書く。1回途中で見るのやめちゃったので実は見るの2回目。

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未来へたどりつくANGUIRUS。なお夢半ばで。

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簡単なあらすじとか

本作はゴジラの他に一体怪獣(暴竜アンギラス)が出て、そいつとゴジラが戦うって感じのストーリー展開になっている。暴竜って異名かっくいい。暴竜アンギラス。

アンギラスは元ネタがアンキロサウルスとかその辺の恐竜らしい。名前だけ拝借してるけど見た目は似てないとか何とかって説もあるとか。アンギラスは暴竜って異名の通り滅茶苦茶暴れまわる気性の荒い性格をしており、あのゴジラとも激しいバトルを繰り広げるのでおそらくそこが本作最大の見どころなんじゃないだろうか。実際ゴジラとアンギラスの戦闘シーンまでは良かったと俺も思ってる。

視聴した感想

初代ゴジラとの温度差にびびる

初代ゴジラは戦後間もない時期に作られたって事もあり、ゴジラが暴れた後の建物の壊れ方とかその他色々結構なリアリティ的なものを感じられる作品だったって記憶してる。どこぞの島で初めてゴジラとエンカウントする時ゴジラが山かどっかから顔をちら見せするシーン、あの辺映像が白黒で粗さもあったりとかしたからか結構な恐怖を感じられた。子供の頃見てたら泣いちゃう自信ある。

リアリティこそが作品に生命を吹き込むエネルギー云々って著名な漫画家さんも言ってるし、やっぱリアリティって大事なんすね~。そんなこんなで初代ゴジラはここ数年くらいに初めて見た作品だったが、内容とかその辺諸々含みで十分に楽しむ事が出来た。

そして初代ゴジラを見た流れでそのまま本作ゴジラの逆襲を見た当時の俺は、メインどころが怪獣vs怪獣って事もあってかその温度差にバチクソ驚いてしまって途中で見るのをやめてしまったのだ。温度差すごすぎて風邪引いちゃうレベル。

でも今回は1年近く空けた状態で見たおかげか、最初見た時よりはすんなり受け入れる事が出来た。ゴジラシリーズは数本程度しか見た事ないが、ゴジラといえば他の怪獣とかの戦いってイメージあるんでそういう意味では初代より本作の方がイメージには近い。ただ初代の余韻が残ってる状態で見ちゃうと温度差激しすぎてバチクソ驚くって事だけは声を中にして言いたい。

思ったより早い段階でフェードアウトするアンギラスに驚愕

本作はおそらくアンギラスとのバトルがメインのはずだとは思うのだけど、その肝心のアンギラス戦が中盤時点で終わってしまうって事実、そこには正直驚愕した。まさかあんな中盤でお亡くなりになるとは思わなんだなんだ。

ゴジラとアンギラスが初めて戦った場所での戦闘シーンでは割りと力関係五分五分くらいに見えたし、大阪決戦でも結構いい感じの戦いを繰り広げていたように見えた。ゴジラの熱線もアンギラスには大して効いてなさ気だったしアンギラスは確かに強かったと思う。

一進一退の攻防を繰り広げてたゴジラとアンギラスだったが、終わる時は結構あっさりだった。ゴジラの噛みつき攻撃による出血ダメージとかその辺が決め手となってしまったのか、そのまま絶命してアンギラスが海へと転がり落ちてしまいってな感じ。やっぱゴジラって強いんすね~。

最後のゴジラを倒すシーンはちょっとどうかと思ったよ

前作のゴジラは芹沢博士が開発したクソ強環境破壊アイテム「オキシジェンデストロイヤー」があったおかげで何とか倒す事が出来たけど、本作ゴジラの逆襲は前作の続編で芹沢博士もいないオキシジェンデストロイヤーもないってな状態なんで、正直ゴジラ倒すの無理じゃない?って感じで見てた。やっぱ芹沢博士を失ったのは人類の損失よ。

本作はメインどころのキャラが亡くなる等といった途中悲しい出来事ありつつも、ゴジラが何故か北海道に行ってくれたのとその亡くなったキャラが生命を賭して教えてくれたおかげもあり、直接倒すんじゃなくて雪崩を利用して封印みたいな感じの対処をするって結論に至った。正直あのゴジラが雪程度に押しつぶされるとも思えないんで、雪が溶けたらゴジラ復活すると思うんだけど実際どうなんだろうね。

まそういった疑問はとりあえず置いておくとして、ゴジラを倒す雪崩を引き起こすまでの過程がちょっと色々エグくて、これどうなんだろうって感じの流れだったなって思う。戦闘機が突っ込んで行くシーンね。

ゴジラの熱線にやられて仕方なく突っ込むシーンもあったろうけど、そもそもゴジラの近くまで行かなければやられなかったのにって感じではあるし。時代的に〇〇特攻とかそんな感じのナニを彷彿とさせる戦い方で、色々辛いな……って思いながら最後見てたんで正直アンギラス戦で終わってほしかった感はある。アンギラス戦直後に入った宴会シーンも謎だったしね。

最後は何とも言えないけど中盤のアンギラス戦までは割りかし良かったと思う本作

最後のゴジラを雪崩で倒すシーンは時代的に色々想像してしまう作りなんで、個人的には正直テンション下がってしまったけど、その前のアンギラス戦までは割りと楽しめたんでそこまで見る分にはいい作品だと思う。アンギラスくんもっと頑張ってくれ~。

上でも書いたが初代を見た直後に見るとその温度差に驚いてしまうと思うんで、本作を見る時は初代を見てから少し時間を空けた方がいいんじゃないだろうか。もしくは他のゴジラ作品を先に見るとか。

建物の破壊具合なんかは制作された時期とか映像が白黒でだいぶ粗いからとかそういった色々な要素が重なり、今見ても迫力のある作りになっているとは思う。絶望感的なものは結構強く感じられる。

といったところで「ゴジラの逆襲(1955)」の感想はこれで終わり。最後にゴジラが来てるかもってタイミングで囚人の移送みたいな行為するんじゃねぇよって事だけは言いたい。正直あの導入は雑だと思った。んじゃナズドロビア~。

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